株式会社オトバンクは、夭逝の作家・伊藤計劃のデビュー長編であり、“ゼロ年代最高のフィクション”とも称される『虐殺器官』および『ハーモニー』(いずれも早川書房刊) の全編を音声化したオーディオブック版を「audiobook.jp」にて配信します。
第1作目となる『虐殺器官』は2018年12月17日(月)より、第2作となる『ハーモニー』は2019年春に配信を開始します。
これまでに劇場アニメ化もされ、著者の没後10年を経てもなお、SFというジャンルを超えて読者を魅了し続ける伊藤計劃作品ですが、全編オーディオブック化は今回が初となります。
特設サイトURL
https://pages.audiobook.jp/special/gyakusatsukikan/
全13名の豪華声優陣で、『虐殺器官』全編をオーディオブック化
『虐殺器官』は、第7回小松左京賞最終候補となったのち、2007年に伊藤計劃のデビュー作として発表され、「ベストSF2007」国内篇第1位、「ゼロ年代SF ベスト」国内篇第1 位など、発売直後から大きな反響を巻き起こした長編SF作品です。「ゼロ年代最高のフィクション」と称され、著者が2009 年に夭逝したのちも多くの読者に愛されてきた本作ですが、オーディオブック化は今回が初めての試みです。
オーディオブック版では、声優の竹内良太さんが朗読を務めるほか、声優の高橋英則さん、勝沼紀義さん、恒松あゆみさん、興津和幸さん、河西健吾さんら全13名の声優陣の出演により臨場感ある音声で物語を表現します。
来年2019年春には、著者の遺作となった『ハーモニー』の音声化も予定しています。
2017年に公開された劇場アニメに続き、伊藤計劃の遺した圧倒的なストーリーを「音声」という新たな形でお届けします。
『虐殺器官』という作品はこれまでに、英語を始めとする各国語版、コミック版、アニメ版など様々にメディア化されましたが、担当編集者としては今回のオーディオ化には格別の感慨があります。本作が「虐殺の言語」をテーマにしていることはもちろん、何よりも著者・伊藤計劃氏の心の底からの「語り」の文学だと思うからです。
作品情報
クラヴィス・シェパード:高橋英則
ウィリアムズ:勝沼紀義
ルツィア・シュクロウプ:恒松あゆみ
ジョン・ポール:興津和幸
アレックス:河西健吾
朗読:竹内良太
『虐殺器官』オーディオブック発売記念キャンペーン
『虐殺器官』のオーディオブック発売を記念して、2018年12月17日~2019年1月31日まで、Twitterキャンペーンを開催します。オーディオブック版『虐殺器官』をお聞きいただき、「#オーディオブックで虐殺器官」というハッシュタグをつけて感想を投稿いただいた方の中から抽選で110名様に、『ハーモニー』のオーディオブック(2019年春より1,296円にて販売予定)をおトクにご利用いただけるクーポンをプレゼント!
クーポンはaudiobook.jp 内で使えるポイントに交換でき、抽選で100名様に500ポイント、10名様に5,000ポイント相当のクーポンを発行します。ぜひ『虐殺器官』のオーディオブックの感想を投稿いただき、『ハーモニー』も合わせてお楽しみください。
オーディオブックとは、ナレーターや声優が本を朗読した「聴く本」です。耳だけで読書を楽しめるため、文字を読むのが難しい方のほか、ランニング中、電車や車での移動時間、家事の最中など生活のあらゆるシーンで「ながら読書」を楽しめます。
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